ブルックリンハウスを建てたいと思ったとき、まず気になるのが価格ではないでしょうか。
- 坪単価はどれくらいが相場?
- 30坪だと総額はいくらになる?
- 本物の素材を使うと高くなりすぎない?
この記事では、ブルックリンハウスの価格帯や費用内訳を具体的に整理し、無垢材やレンガなど本物素材を活かしながらコストを調整する方法まで解説します。後悔しない家づくりのために、正しい相場感を身につけましょう。

- 中通 一裕|ナカミチホーム代表取締役
- 岸和田を中心に南大阪エリアで長年家づくりに携わり、地域に根差した経験・知識・技術を培ってまいりました。お客様のライフスタイルに寄り添い、素材選びや間取り、動線、設備機能まで細部にこだわった提案を行うことが信条です。自然素材が持つ経年変化の魅力や、実際の住み心地を体感いただけるよう、定期的に見学会やショールームを開放し、安心してご相談いただける環境を整えています。これからも「快適で長く愛される住まい」を実現するために、きめ細やかなヒアリングとご提案を大切にしてまいります。
ナカミチホーム株式会社
ブルックリンハウスの価格相場はいくら?

ブルックリンハウスを建てたいと考えたとき、最も気になるのが「いくらかかるのか?」という価格相場ではないでしょうか。
結論から言うと、ブルックリンハウスの坪単価はおおよそ45万円〜80万円台が目安となります。施工内容や仕様によって幅はありますが、実際の施工事例を分析すると、中心価格帯は坪60〜70万円台に集中しています。
たとえば延床面積30〜32坪の場合、建物本体価格はおよそ2,000万円〜2,500万円前後がひとつの目安になります。もちろん敷地条件や仕様グレード、平屋か2階建てかによって前後しますが、ブルックリンスタイルの注文住宅としては現実的な相場帯といえるでしょう。
坪単価だけで判断しない
ここで注意したいのは、「坪単価」だけで高い・安いを判断しないことです。
一般的な注文住宅では、坪単価には建物本体のみが含まれ、家具や照明、インテリアは別途購入となるケースが多くあります。しかし、ブルックリンハウスの場合、ダイニングセットやソファ、照明器具、スイッチプレートまでトータルコーディネートされた仕様が標準に含まれていることがあります。
つまり、表面的な坪単価が同じでも、「どこまで含まれているか」によって実質的な総額は大きく変わります。
価格帯に幅がある理由
また、価格帯に幅がある理由としては次のような要素が挙げられます。
- 平屋は基礎と屋根面積が広くなるため割高になりやすい
- 都市部の狭小地では構造補強や搬入費が増える場合がある
- インナーガレージやスキップフロアを採用すると構造費が上がる
ブルックリンハウスは、単なるデザイン住宅ではなく、構造的な要素(鉄骨階段・レンガ壁など)がコストに直結するスタイルです。そのため、見た目の印象だけで価格を想像するとギャップが生じることもあります。重要なのは、「なぜその価格になるのか」を理解することです。
ブルックリンハウスの建築費用の内訳

では、具体的に建築費用はどのような内訳になっているのでしょうか。
ブルックリンハウスの価格・坪単価一覧表
以下はナカミチホームの施工事例や、BROOKLYN HOUSEの基本プランから算出した目安価格です。
まず中心となるのが建物本体工事費です。これには基礎工事、構造躯体、屋根・外壁、断熱工事、内装仕上げ、設備工事などが含まれます。地盤改良費、屋外給排水工事、外構工事、諸経費は別途必要となります。
| 延床面積の目安 | 本体価格帯(税込) | 坪単価の目安 | 特徴・主な内訳 |
|---|---|---|---|
| 約28坪〜30坪 | 1,800万〜2,200万円 | 60万〜73万円 | 2LDK〜3LDK。コンパクトながら「KURA」収納で広さを確保。 |
| 約32坪〜34坪 | 2,200万〜2,600万円 | 68万〜76万円 | 最も人気のボリュームゾーン。標準家具がフルセットで含まれる。 |
| 約35坪〜40坪 | 2,600万〜3,000万円 | 74万〜75万円 | 部屋数や土間スペース |
ブルックリンハウスの一般的な仕様
ブルックリンハウスの場合、ここに以下のような仕様が組み込まれます。
- 無垢材フローリング
- 本物のレンガやタイル仕上げ
- 黒皮アイアンの階段や手すり
- ステンレスやモールテックスを用いたキッチン仕上げ
これらは量産型の建材より材料費・施工費ともに高くなります。しかし、安価なプリント合板やフェイク素材と違い、10年後・20年後も張替え前提にならないという特徴があります。
本物の素材は費用対効果が高い
本物の素材は「消耗品」ではなく、「育てる素材」です。無垢材は傷がついても削り直しが可能で、色味は経年とともに深まります。レンガは色褪せるのではなく、風合いが増します。アイアンは表面に薄い錆をまとい、ヴィンテージ感が強まります。
初期コストだけを見ると高く感じるかもしれませんが、長期的な修繕費まで含めて考えると、必ずしも割高とは言えないのです。
見落としがちの付帯工事や諸経費
さらに見落とされがちなのが、付帯工事や諸経費です。
- 地盤改良費
- 外構工事費
- 設計費・申請費
- 住宅ローン諸費用
- 登記費用や火災保険
これらは建物価格とは別に発生するため、総予算を考える際には必ず加味する必要があります。ですので「坪単価60万円台」と聞いて高いと感じるかどうかは、何が含まれているかを理解しているかどうかで印象は大きく変わります。
ブルックリンハウスの価格相場を正しく把握するためには、
- 建物本体にどこまで含まれているか
- 本物素材の価値をどう捉えるか
- 総予算でいくらになるか
この3点を整理することが重要です。
本格的なブルックリン素材を選ぶと価格はどう変わる?
ブルックリンハウスの価格を考えるうえで避けて通れないのが、本物のブルックリンハウスに近づけるための本格的な素材にかかるコストです。
無垢材フローリングは、合板フローリングと比較すると材料費も施工費も高くなります。特にオークやウォールナットなどの広幅材を使用する場合は、㎡単価が上がる傾向があります。しかし、無垢材は表面を削って再生できるため、将来的に張り替え前提の床材とは考え方が異なります。
本物のレンガを内外装に用いる場合も同様です。材料そのものに重量があり、下地や構造への配慮が必要になるため、施工費が加算されます。アイアン階段も、既製品の階段より製作費がかかりますが、構造体の一部として空間を成立させる役割を担います。
大切なのは価値が価格に見合うかどうか
ここで大切なのは、「高いか安いか」ではなく、「価値に見合うかどうか」です。
安価な素材は、新築時が最も美しい状態になることが多く、時間とともに劣化が目立ちます。一方、本物素材は時間が経つほど深みが増し、住まいの印象を高めていきます。
経年変化を“劣化”と捉えるか、“味わい”と捉えるかで、住宅の価値観は大きく変わります。ブルックリンハウスは、後者の思想に立った住まいです。
ブルックリンハウスの賢いコスト調整法
価格を抑えたいからといって、素材を妥協する必要はありません。重要なのは、面積と設計の工夫です。
面積を抑えて空間を広げる発想
延床面積は、建築費に直結します。坪単価が一定であれば、面積を減らせば総額も下がります。
そこで有効なのが、スキップフロアやKURAスペースの活用です。床面積を増やさずに縦方向の空間を使うことで、体感的な広さを確保できます。
部屋を細かく区切るのではなく、大きなLDKを中心に構成し、多目的に使える空間をつくることで、坪数以上の満足度が得られます。
優先順位を明確にする
すべてを最高グレードにするのではなく、「譲れない部分」を明確にすることが重要です。
たとえば、
- 床と階段は本物の素材で統一する
- 壁はアクセント部分にレンガを使う
- 水回り設備は機能重視でバランスを取る
このように配分を考えることで、世界観を崩さずに予算を調整できます。
平屋と2階建てのコスト差
平屋はワンフロアで暮らせる利便性がありますが、基礎と屋根の面積が広くなるため、建築費は上がりやすい傾向にあります。
一方、2階建ては同じ延床面積でも基礎面積が抑えられるため、比較的コスト効率が良くなります。敷地条件やライフスタイルに合わせて、総額バランスを検討することが大切です。
建物価格+αで考える資金計画
ブルックリンハウスの価格相場を正しく理解するには、建物本体価格だけでなく、総予算で考える視点が欠かせません。
総予算には、
- 建物本体価格
- 付帯工事費
- 外構費
- 諸経費
- 家具・家電費用
が含まれます。
さらに、将来の教育費や老後資金とのバランスも考慮する必要があります。無理のない住宅ローン計画を立てることが、満足度の高い家づくりにつながります。
重要なのは、「安い家」を探すことではなく、「後悔しない予算配分」を見つけることです。
初期費用だけで判断すると、将来的な修繕費や住み替えコストで差が出ることもあります。本物の素材を使ったブルックリンハウスは、住みながら価値を高めていくことができる住まいです。
まとめ|価格相場を知ったうえで何を基準に選ぶか
ブルックリンハウスの価格相場は、延床30坪前後で2,000万円〜2,500万円が中心的な目安です。坪単価は45万〜80万円台が一般的ですが、その中身を理解することが重要です。
- 坪単価だけで比較しない
- 本物の素材の価値を長期視点で考える
- 面積設計でコストは調整できる
- 総予算で無理のない資金計画を立てる
価格を知ることは、家づくりのスタート地点です。
あなたの敷地条件やご家族構成で建てた場合、実際にいくらになるのか。具体的な数字は、個別の見積もりで初めて明確になります。まずは無料相談で見極めてみてはいかがでしょうか。
