ブルックリンスタイルの家づくりに惹かれる方の多くは、「開放感がほしい」「素材の表情をもっと楽しみたい」と感じています。ただ、天井を高くするだけでは、ブルックリンらしい伸びやかさは生まれません。大切なのは、“空気の流れ・光の通り・視線の抜け”まで計算された吹き抜け設計です。
本記事では、ナカミチホームが提案する“空気をデザインする吹き抜け”の考え方を解説し、ナカミチホームが施工した岸和田市I様邸の実例を交えながら、素材が最も美しく見える空間づくりのポイントを紹介します。開放感と暮らしやすさを両立したい方にとって、間取り検討のヒントになる内容です。
より具体的な内容は「ブルックリンスタイルの間取り実例集」にて解説していますので合わせて読んで下さいね。
ナカミチホームでは、本物素材を活かした“空気をデザインする家づくり”をご提案しています。
「開放的なリビングにしたい」
「素材の表情を楽しみたい」
そんなお気持ちだけでも大歓迎です。
お気軽にモデルハウスで体感してみてください。


- 中通 一裕|ナカミチホーム代表取締役
- 岸和田を中心に南大阪エリアで長年家づくりに携わり、地域に根差した経験・知識・技術を培ってまいりました。お客様のライフスタイルに寄り添い、素材選びや間取り、動線、設備機能まで細部にこだわった提案を行うことが信条です。自然素材が持つ経年変化の魅力や、実際の住み心地を体感いただけるよう、定期的に見学会やショールームを開放し、安心してご相談いただける環境を整えています。これからも「快適で長く愛される住まい」を実現するために、きめ細やかなヒアリングとご提案を大切にしてまいります。
ナカミチホーム株式会社
ブルックリンスタイルにおける吹き抜けの本質

開放感だけで終わらない“視線の抜け”という設計軸
ブルックリンスタイルの吹き抜け空間は、単に縦方向へ広げるだけでなく、横方向にも視線が滑らかに流れるように設計されています。
レンガ、アイアン、無垢材といった素材の重厚さを軽快に見せるためには、視線が途中で遮られないことが重要です。天井を高くするだけでは、素材同士がぶつかり合うような印象になり、ブルックリン特有のラフさや抜け感が弱まってしまいます。
視線が自然につながるように、梁・手すり・建具の“線”を揃えていくことで、空間に一体感が生まれます。これが「開放感のその先」にあるブルックリンスタイルの設計思想です。
“光の通り道”をつくることで素材の表情が深まる
吹き抜けは光の量を増やすための装置ではなく、光の“入り方”をデザインするための要素として扱われます。
ブルックリンスタイルでは、無垢材の陰影やレンガの凹凸がもつ質感を引き出すため、光と影のコントラストを計算します。
二階の高窓から入る自然光は、時間帯によって陰影が変化し、空間にリズムを生みます。朝はやわらかく、夕方はワイルドに。こうした“光の変化が似合う素材選び”こそ、ブルックリンスタイルの面白さです。
構造を魅せる“スケルトン感”が空間の世界観をつくる
天井をただ高くしただけでは、ブルックリンらしい骨太さは生まれません。
梁を見せる、鉄骨階段を組み合わせる、素材の切り替えを明確にするなど、構造を“隠さない”ことで、倉庫のようなスケルトン感を演出します。
このスケルトン感があることで、吹き抜け空間が単調にならず、奥行きとリズムが出ます。見せ梁やアイアン手すりの細いラインが、縦方向の伸びやかさを強調し、ブルックリンスタイルらしい“ラフだけど品のある”空気が漂います。
ナカミチホームが考える“空気を設計する吹き抜け”

レンガタイル×大窓がつくる“空気の縦動線”

ナカミチホームが施工した岸和田市I様邸の吹き抜けは、まさに空気が上下に流れるように設計されています。
階段横の壁には外壁材のレンガタイルをあえて室内に使い、二階の大窓からの光がレンガの凹凸を照らしながら、リビングまで届くように配置されています。
この“縦の光のライン”が空間を柔らかく分割し、ただ広いだけではないメリハリを生み出しています。吹き抜けは、立体的な素材の魅力を引き出すキャンバスでもあるのです。
アイアン手すりとオーク材の天板がつくる“横の抜け感”
I様邸では、吹き抜けの手すりをオリジナルのアイアンで製作し、天板にはオーク材を採用。
この組み合わせにより、視線が横方向にスッと抜ける軽やかさが生まれます。

アイアンの細い線は、存在感を保ちながらも景色を遮らず、吹き抜けの開放感を損なわないのが特徴です。
オーク材の天板が加わることで、冷たくなりがちなアイアンに温度が加わり、ブルックリンらしい“ゆるカッコいい”空気が整います。
“光を遮らない”という選択が空気をつくる

I様邸の大窓には、あえてカーテンを付けていません。
これは、ご主人様が「光の入り方まで含めて家を楽しみたい」という想いを持っていたためです。
吹き抜け空間では、光を遮るかどうかの判断が空気感を大きく変えます。
カーテンを付けないという選択により、時間帯や季節の移ろいがダイレクトに感じられ、リビング全体の空気が常に新鮮に保たれます。
ナカミチホームでは、本物素材を活かした“空気をデザインする家づくり”をご提案しています。
「開放的なリビングにしたい」
「素材の表情を楽しみたい」
そんなお気持ちだけでも大歓迎です。
お気軽にモデルハウスで体感してみてください。

吹き抜けで“暮らしの質”を高めるための実践ポイント
音・温度・香りまで含めた“空気のコントロール”
吹き抜けは開放感を得られる反面、「音が響くのでは?」「冬は寒い?」という不安を感じる方もいます。
ナカミチホームでは、これらの課題を“空気の設計”として扱い、構造・断熱・ゾーニングの総合設計で解決しています。
- 気密断熱を高めることで上下階の温度ムラを軽減
- 空気の流れを妨げないスケルトン階段や吹き抜け手すりを採用
- リビングとキッチンを一体構成にし、香りや空調の循環を滑らかにする
吹き抜けは“温度の弱点”を克服すると、むしろ空気が軽く、呼吸が深まる心地よい空間に変わります。
階段・土間・スキップフロアとのつながりで空間が生きる
吹き抜け空間は、単独で成立するものではなく、周囲の空間と「どうつながるか」で価値が決まります。
ナカミチホームの吹き抜けは、リビング階段、玄関土間、スキップフロアなどとの連動性が高く、動線と視線が自然に広がる構成です。
素材選びが“吹き抜けの意味”を変える
ブルックリンスタイルの吹き抜けは、素材の組み合わせによって印象が大きく変わります。
ナカミチホームでは以下のような素材が多く用いられています。
- 無垢材(床・天板・造作家具)
- レンガタイル(階段横・壁面アクセント)
- 黒皮アイアン(手すり・階段・金物)
- ガラスブロック(採光の確保)
これらの素材は、光が当たると表情が変わる“経年美”の性質を持っています。
吹き抜けによって光が縦に移動することで、素材の陰影が日々変化し、飽きのこない立体的な空間が完成します。
まとめ|ブルックリンスタイルの吹き抜けは“縦の余白”ではなく“空気のデザイン”
ブルックリンスタイルにおける吹き抜けは、単なる縦方向の広がりではなく、
- 光の入り方
- 視線の流れ
- 素材の陰影
- 家族の気配
- 温度と空気の動き
までをまとめて“空気のデザイン”として扱う空間設計です。
天井を高くするだけではブルックリンらしさは生まれません。
素材・構造・光を立体的に組み合わせることで、空間に個性と深みが宿ります。
ナカミチホームの吹き抜けは、そのすべてを“生活の気持ちよさ”に結びつけるのが特徴です。
ただのデザインではなく、暮らしが豊かになる「空気の質」を整える家づくりを実現しています。
ナカミチホームでは、本物素材を活かした“空気をデザインする家づくり”をご提案しています。
「開放的なリビングにしたい」
「素材の表情を楽しみたい」
そんなお気持ちだけでも大歓迎です。
お気軽にモデルハウスで体感してみてください。


- 中通 一裕|ナカミチホーム代表取締役
- 岸和田を中心に南大阪エリアで長年家づくりに携わり、地域に根差した経験・知識・技術を培ってまいりました。お客様のライフスタイルに寄り添い、素材選びや間取り、動線、設備機能まで細部にこだわった提案を行うことが信条です。自然素材が持つ経年変化の魅力や、実際の住み心地を体感いただけるよう、定期的に見学会やショールームを開放し、安心してご相談いただける環境を整えています。これからも「快適で長く愛される住まい」を実現するために、きめ細やかなヒアリングとご提案を大切にしてまいります。
ナカミチホーム株式会社
