ブルックリンハウスの内装を検討している方で、こんなお悩みはありませんか。
- 無垢材やレンガをどう組み合わせればいいのか分からない
- 写真はおしゃれだが、住み心地や性能が不安
- 10年後もかっこいい空間を保ちたい
本記事では、無垢材フローリングや本物レンガ壁、アイアン(鉄)階段など実素材を軸に、LDK・キッチン・寝室まで空間別に解説します。経年変化を楽しみながら、高断熱住宅と両立する内装づくりの具体策が分かります。

- 中通 一裕|ナカミチホーム代表取締役
- 岸和田を中心に南大阪エリアで長年家づくりに携わり、地域に根差した経験・知識・技術を培ってまいりました。お客様のライフスタイルに寄り添い、素材選びや間取り、動線、設備機能まで細部にこだわった提案を行うことが信条です。自然素材が持つ経年変化の魅力や、実際の住み心地を体感いただけるよう、定期的に見学会やショールームを開放し、安心してご相談いただける環境を整えています。これからも「快適で長く愛される住まい」を実現するために、きめ細やかなヒアリングとご提案を大切にしてまいります。
ナカミチホーム株式会社
ブルックリンハウス内装の本質|本物の素材が五感を刺激する理由
ブルックリンハウスの内装づくりで最も大切なのは、見た目の雰囲気ではありません。
重要なのは、本物の素材が持つ質感と重みです。
- 無垢材の床に素足で立ったときのやわらかな感触。
- 本物のレンガ壁に触れたときのざらりとした凹凸。
- アイアン手すりに手を添えたときのひんやりとした鉄の感覚。
これらは写真では伝わりません。五感に直接訴える体験こそが、ブルックリンスタイルの本質です。
2026年現在は、高断熱・高気密という住宅性能を確保しながら、インダストリアルでヴィンテージな空間をつくることが可能になっています。性能を犠牲にすることなく、本物の素材を取り入れられる時代です。
リビング(LDK)内装例|無垢材フローリングが主役の空間づくり

リビングは家族が最も長く過ごす場所です。その中心になるのが無垢材フローリングです。
オーク無垢材の幅広フローリングで重厚感を出す
オークやウォルナットなどの無垢材は、木目の力強さと深みのある色味が特徴です。幅広のフローリングを採用すると、一枚一枚の存在感が際立ちます。空間全体に重厚感が生まれ、カフェのような落ち着いた雰囲気を演出できます。
無垢材は呼吸をする素材です。湿度の変化に応じて微細に伸縮し、室内環境をやわらかく整えます。触れたときの温もりは、複合素材では再現できません。
ヘリンボーン貼りは床暖房と両立できるか
ヘリンボーン貼りは、クラシックで華やかな印象を与える施工方法です。
「無垢材は床暖房に向かないのでは」と心配されることがありますが、現在は床暖房対応の無垢材や三層構造フローリングの技術が進化しています。
含水率を安定させたオーク材などを使用し、伸縮を計算した施工を行えば、床暖房との併用は可能です。性能とデザインは両立できます。
古レンガ壁をアクセントにしたリビング
LDKの一角に本物のレンガ壁を設けると、空間の印象が一変します。レンガは粘土を焼成して作られる微細な穴を持つ多孔質素材です。そのため吸放湿性があり、室内環境の安定にも寄与します。
さらにレンガは蓄熱性が高く、冬場の室温維持にも役立ちます。機能建材とは異なり、自然素材ならではの深みが魅力です。
照明を下から当てると、レンガの凹凸が強調され、陰影がより立体的になります。昼と夜で異なる表情を楽しめる点も大きな特徴です。
モールテックス仕上げキッチンとの素材バランス
無垢材の床とレンガ壁に、モールテックス仕上げのキッチンを組み合わせると、素材のコントラストが際立ちます。モールテックスは左官材※であり、継ぎ目がなく一体感があることが特徴です。
木の温もり、レンガの重厚感、左官のラフな質感。この三つの要素が重なり合うことで、ブルックリンらしい空間が完成します。

キッチン内装例|本物タイルとステンレスの組み合わせ

キッチンは、素材の選び方で印象が大きく変わる空間です。
サブウェイタイルと黒目地が生む立体感
本物のサブウェイタイルを貼り、目地を黒で仕上げると、タイル一枚一枚の輪郭が強調されます。目地のわずかな窪みと光の反射が、クロスでは出せない立体感を生み出します。
白いタイルと黒目地のコントラストは、ブルックリンスタイルの象徴ともいえる組み合わせです。
バイブレーション仕上げステンレスキッチンの魅力
バイブレーション仕上げのステンレスは、ランダムな研磨模様が特徴です。使用によって生じる小さな傷が、模様の中に自然に溶け込みます。
プロの厨房を思わせる無骨さと、高い衛生性を兼ね備えています。経年によって表面がわずかに曇り、ヴィンテージのような風合いを帯びていく点も魅力です。
無垢材カウンターやアイアンラックと組み合わせると、木と金属のバランスが整います。
階段・吹き抜け例|アイアン階段が空間を変える
階段は単なる移動手段ではありません。空間全体の印象を左右する重要な要素です。
アイアン階段を採用すると、視線を遮らない開放的な空間が生まれます。スケルトン構造は、吹き抜けと相性が良く、縦方向の広がりを強調します。
「鉄の階段は音や揺れが気になるのでは」と不安に感じる方もいらっしゃると思います。確かに金属は振動を伝えやすい素材です。しかし現在は、防振ゴムを挟み込む施工や、無垢踏板の厚みを増す設計が一般化しています。溶接部分の剛性を高めることで、揺れを抑えることも可能です。
機能的な裏付けがあるからこそ、安心して本物の素材を選べます。

寝室・個室例|無垢材と左官壁で落ち着きをつくる

寝室や個室では、LDKとは異なる静けさが求められやすい傾向があります。そこで重要になるのが、無垢材と左官壁の組み合わせです。
ウォルナット無垢材で深みのある床に仕上げる
寝室の床にウォルナット無垢材を採用すると、空間に落ち着きが生まれます。ウォルナットは色味が深く、木目も穏やかです。そのため、照明を落としたときに柔らかい陰影が生まれます。
無垢材は足触りがやわらかく、季節を問わず心地よい感触を保ちます。時間とともに色味が深まり、家族の歴史が刻まれていきます。
左官壁のラフな質感とクラックの捉え方
モルタルや塗り壁などの左官仕上げは、わずかな凹凸が光を柔らかく反射します。均一ではない質感が、空間に奥行きを与えます。
モルタル床や壁には、乾燥収縮によって細かなクラック(割れ目)が入ることがあります。しかしブルックリンスタイルでは、このクラックを「味わい」として肯定的に捉えます。
完璧に整った表面ではなく、わずかな揺らぎを受け入れること。それが本物の素材と暮らすという考え方です。
真鍮トグルスイッチが生む操作感
細部のパーツにも本物の素材を取り入れることで、空間の完成度は高まります。真鍮製のトグルスイッチは、操作時の「カチッ」という感触が特徴です。
真鍮は時間の経過とともに酸化し、色味が深まります。指で触れる部分だけが光沢を帯び、周囲がくすんでいく変化は、本物ならではの証です。
プラスチック製スイッチでは得られない質感が、日常の所作を豊かにします。

家具コーディネート術|本革とアイアンで世界観を統一する
内装を完成させる最後の要素が家具です。
素材に合わせて家具を選ぶことで、空間の統一感が生まれます。
本革チェスターフィールドソファの存在感
本革ソファは、使い込むほどに艶が増します。革が持つ本来のキメやナチュラルな風合いが生かされるアニリン仕上げの革は、傷や色ムラも含めて味わいになります。
レンガ壁と本革ソファを組み合わせると、重厚なリビングが完成します。布製ソファでは出せない深みが生まれます。
一枚板テーブルと黒鉄脚の組み合わせ
ダイニングテーブルには、一枚板の無垢材と黒鉄脚の組み合わせがよく合います。木の温もりと鉄の無骨さが対比し、ブルックリンらしいバランスが整います。
天板は使い込むほどに表面がなじみ、家族の時間が刻まれます。
ヴィンテージ家具の取り入れ方
1950年代の工場で使われていたような実用家具を取り入れると、空間に物語が生まれます。塗装の剥がれや小さな傷も、歴史の一部です。
新品で統一するのではなく、時間を感じさせる家具を一点加えることで、空間の完成度は大きく変わります。
経年変化を愛するためのメンテナンス学
本物の素材と長く付き合うためには、適切な手入れが必要です。
- 無垢材には蜜蝋ワックスを定期的に塗布する
- 真鍮の黒ずみは磨きすぎず、変化を楽しむ
- モルタル床は小さなクラックを前提に使う
素材は「汚れる」のではありません。
時間とともに「深化する」のです。
使い捨てではない家づくりは、2026年のサステナブルな価値観とも一致します。修繕しながら使い続ける住まいは、資産価値を維持しやすいという側面もあります。

ライティング設計例|照明で素材の表情を引き出す

照明は、内装の印象を決定づける重要な要素です。
レンガ壁には、下から照らすアッパーライトが効果的です。凹凸が強調され、陰影が際立ちます。
フィラメントが見えるエジソン電球を使うと、暖色の光が空間を包み込みます。真鍮や銅のシェードは、鈍い反射を生み出し、落ち着いた雰囲気を演出します。

住宅性能とブルックリン内装は両立できる
本物の素材を多用しても、住宅性能を妥協する必要はありません。
- 床暖房対応の無垢材を採用する
- 高気密施工で断熱性能を確保する
- 配管露出部分にも断熱処理を施す
これらの工夫により、インダストリアルなデザインと快適性は両立できます。
見た目だけではなく、夏も冬も快適であること、それが現代のブルックリンハウスです。
まとめ|ブルックリンハウス内装は住み始めてから完成する
代替素材でつくった空間は、完成時が美しさのピークになりがちです。しかし、本物の素材でつくるブルックリンハウスは違います。
- 無垢材は色味を深める
- レンガは陰影を増す
- 真鍮は味わいを重ねる
10年後、20年後に家族の歴史が刻まれた床や壁は、さらに美しくなります。
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本物の素材の質感を、ぜひモデルハウスで体感してください。
