ブルックリンハウスを注文住宅で建てたい、そう考えたとき、こんな悩みはありませんか?
- 間取りはどう設計すればいい?
- 無垢材やレンガは本当に必要?
- 工務店は何を基準に選ぶべき?
ブルックリンスタイルは「見た目」だけでは完成しません。本物の素材の選び方、空間設計の考え方、後悔しない工務店選びまでを具体的に解説します。本質的なブルックリンハウスを実現したい方のためのガイドです。

- 中通 一裕|ナカミチホーム代表取締役
- 岸和田を中心に南大阪エリアで長年家づくりに携わり、地域に根差した経験・知識・技術を培ってまいりました。お客様のライフスタイルに寄り添い、素材選びや間取り、動線、設備機能まで細部にこだわった提案を行うことが信条です。自然素材が持つ経年変化の魅力や、実際の住み心地を体感いただけるよう、定期的に見学会やショールームを開放し、安心してご相談いただける環境を整えています。これからも「快適で長く愛される住まい」を実現するために、きめ細やかなヒアリングとご提案を大切にしてまいります。
ナカミチホーム株式会社
ブルックリンハウスを注文住宅で建てる上での基礎知識

ブルックリンハウスを建てたいと考えたとき、多くの方がまず目にするのは「ブルックリンスタイル風」の規格住宅や建売住宅かもしれません。しかし本来のブルックリンスタイルは、単なるデザインテイストではなく、素材そのものの質感や構造の合理性から生まれた建築思想です。
注文住宅でブルックリンハウスを建てるメリット
ニューヨーク・ブルックリン地区には、かつて倉庫や工場として使われていた建物が数多く存在していました。レンガ壁、鉄骨階段、むき出しの梁、無垢材の床。無骨でありながら、どこか温かみを感じる空間。その背景には「素材を隠さない」という考え方があります。
注文住宅でブルックリンハウスを建てる最大のメリットは、この思想を表面的ではなく、本質的に再現できることにあります。
規格住宅の場合、外観デザインは整っていても、間取りや素材が限定されていることが多く、敷地面積や延床面積に対して最適化されていないケースもあります。一方、注文住宅であれば、敷地条件や家族構成、将来設計に合わせて自由に設計ができます。
たとえば、
- 都市部の狭小地で縦方向に空間を広げる設計
- 郊外のゆとりある敷地に平屋で構える設計
- インナーガレージと土間を一体化させた趣味空間
など、暮らしに合わせたブルックリンハウスが実現できます。
本物の素材を使ったブルックリンスタイルがおすすめな理由
重要なのは、「ブルックリン風」に寄せるのではなく、本物の素材を使って空間を構成することです。無垢材のフローリングは、年月とともに色味が深まり、傷さえも味わいに変わります。本物のレンガ壁は、光の当たり方によって陰影が生まれ、空間に奥行きを与えます。アイアンの手すりや階段は、空間全体を引き締める機能的な存在になります。
こうした素材は決して安価ではありません。しかし、長期的に見れば耐久性が高く、メンテナンスを重ねながら住み継いでいく価値のある家になる可能性も高まります。ブルックリンハウスを注文住宅で建てるという選択は、「デザインを買う」のではなく、「時間とともに育つ住まいをつくる」という選択でもあるのです。
ブルックリンハウスの間取り・設計のポイント

ブルックリンハウスの魅力は、外観デザインだけではありません。空間の広がりや動線設計によって、その世界観はより完成度の高いものになります。
開放感を生むLDK設計
多くの施工事例で共通しているのが、開放感のあるLDKです。天井高を確保した空間に、無垢材の床、アイアン階段、ハイサイド窓から入る自然光。これらが重なることで、工場跡地のロフトのような空間が生まれます。
吹き抜けを取り入れることで、縦方向の広がりが生まれ、延床面積以上の体感的な広さを得ることができます。さらに、リビング階段を採用することで家族の気配が自然に共有される間取りになります。
ブルックリンスタイルは無機質な印象を持たれやすい傾向があります。しかし実際は「光」との組み合わせを工夫することで、。黒やダークブラウンを基調にする場合でも、採光計画を丁寧に行えば、重くなりすぎることはありません。
土間・玄関空間のつくり方
ブルックリンハウスと相性が良いのが、玄関土間や広めのエントランス空間です。
土間は単なる出入り口ではなく、暮らしの延長として機能します。自転車やアウトドア用品を置くスペース、ガレージとつながる動線、来客との軽いコミュニケーションスペースなど、多用途に活用できます。
さらに、シューズインクロークや壁面収納を設けることで、生活感を抑えながら収納量を確保できます。素材を活かした空間だからこそ、整った収納計画が重要になります。
家事動線と回遊性のある間取り
ブルックリンハウスはデザイン性が注目されがちですが、注文住宅で建てる以上、暮らしやすさを無視することはできません。特に重要なのが家事動線です。
キッチンを中心に、パントリー、ランドリールーム、洗面室を回遊できる間取りは、共働き世帯や子育て世代にとって大きなメリットになります。オープンキッチンに無垢材のカウンターを設け、背面にはレンガ壁やタイルをあしらうことで、機能とデザインを両立できます。
また、リビングから水回りへの距離感を調整することで、来客時のプライバシーにも配慮できます。ブルックリンスタイルは“見せる空間”と“隠す空間”のバランスが重要です。収納量をしっかり確保しながら、視線の抜けを意識した設計にすることで、生活感を抑えた空間が保てます。
平屋か2階建てか?延床面積の考え方
ブルックリンハウスを注文住宅で建てる際、「平屋にするか、2階建てにするか」で悩む方は少なくありません。
平屋はワンフロアで暮らしが完結するため、動線が短く、将来も安心して住み続けられるメリットがあります。勾配天井や吹き抜けを取り入れれば、天井面に広がりが生まれ、よりロフト感のある空間が実現できます。
一方、都市部や敷地面積が限られている場合は、2階建てや、大きな吹き抜け空間を生かし、中2階などの新しいスペースを生み出すスキップフロアの採用が有効です。縦方向に空間を広げることで、延床面積以上の開放感を得られます。階段をアイアンでデザインすれば、それ自体が空間のシンボルになります。
重要なのは坪数だけで判断しないことです。30坪台でも天井高や視線の抜けを工夫すれば、体感的な広さは大きく変わります。注文住宅だからこそ、敷地条件と家族構成に最適化した設計が可能になります。
ブルックリンハウス素材の選び方|無垢材・レンガ・アイアン(鉄)
ブルックリンハウスの完成度を左右するのは、素材選びです。

無垢材フローリングの魅力
無垢材は、合板フローリングにはない深みと温もりがあります。オークやナラ、ウォールナットなど樹種によって色味や木目が異なり、空間の印象を大きく左右します。
時間が経つにつれて色が濃くなり、飴色に変化する様子は、まさに“家を育てる”感覚です。傷や凹みも完全な欠点ではなく、暮らしの記憶として刻まれていきます。
レンガ壁とタイルの使い分け
レンガは空間に圧倒的な存在感を与えます。本物のレンガを積む場合は重量や構造計画が重要になるため、工務店との打ち合わせが欠かせません。
部分的にアクセントとして使うのか、壁一面に採用するのかで印象は大きく変わります。キッチン背面やテレビボード背面に採用することで、視線が集まるポイントをつくることができます。
アイアン(鉄)と構造の関係
アイアン(鉄)は装飾ではなく、構造の一部として考えることが重要です。黒皮仕上げの手すりや鉄骨階段は、空間全体を引き締める役割を持ちます。
経年変化によってわずかに錆が出ることもありますが、それが味わいを生み出すこともあります。適切なメンテナンスを行いながら、素材の変化を楽しむことがブルックリンスタイルの醍醐味とも言えます。

ブルックリンスタイルの注文住宅を後悔しない工務店の選び方

ブルックリンハウスを注文住宅で建てるなら、工務店選びも大切です。
素材への理解度
「レンガ調クロス」「木目調シート」などで代用する提案が中心の会社は、本物志向とは言えません。無垢材や本物レンガを扱った施工実績があるかを確認しましょう。
デザインと構造の両立
デザインだけでなく、耐震・断熱・気密性能にも配慮しているかは重要です。見た目がかっこよくても、快適性が伴わなければ長く住み続けることはできません。
トータルコーディネート力
照明、スイッチプレート、ドアノブ、家具まで含めて提案できるかどうかもチェックしましょう。細部の統一感が空間の完成度を左右します。
ブルックリンハウスは高額商品です。価格だけで判断するのではなく、提案力や施工品質、アフターフォローまで総合的に比較することが重要です。
まとめ
ブルックリンハウスを注文住宅で建てるという選択は、単に「かっこいい家」をつくることではありません。
無垢材の床、重厚なレンガ壁、黒皮アイアンの階段…本物素材を選び、構造とデザインを両立させ、敷地や家族構成に合わせて間取りを最適化することで、時間とともに深みを増していく住まいが完成します。
重要なのは、
- 見た目だけの“ブルックリン風”にしないこと
- 延床面積だけで判断せず、空間の広がりを設計すること
- 素材を理解し、提案力のある工務店を選ぶこと
注文住宅だからこそ、暮らし方から逆算したブルックリンハウスが実現できます。
これから長く住み続ける家だからこそ、「本物」を選ぶ選択が、10年後、20年後の満足度を大きく左右します。
