ブルックリンスタイルの家づくりでは、
- 無垢材やレンガを使いたいが、重さやメンテナンスが心配
- 吹き抜けやアイアン階段を入れたいけれど、構造的に大丈夫?
- “デザイン性と安全性”を両立できる工法を知りたい
といった悩みをよく耳にします。
本物素材を美しく使うためには、実は工法・下地・構造の選び方が欠かせません。
この記事では、外壁レンガ、アイアン階段、無垢床、大開口の窓など、ブルックリンスタイルでよく使われる“部位ごとの工法”をナカミチホームの家を例に紹介します。
デザインを最大限生かしながら、家族が安心して暮らせる構造づくりをわかりやすく解説します。
ナカミチホームでは、無垢材・レンガ・アイアンなどの本物素材を、
耐震等級3×スーパーストロング構造体×ベタ基礎でしっかり支える家づくりを行っています。
「デザイン性と安全性のどちらも譲れない」
「本物素材を長持ちさせる工法を知りたい」
そんな方に、後悔しない家づくりをご提案します。
家づくりの不安や疑問も、どうぞ気軽にご相談ください。
ブルックリンスタイルの家に“工法”が重要な理由
重い素材のレンガ・無垢材・アイアンを支える構造が必要
ブルックリンスタイルの家づくりでは、レンガ・無垢材・アイアンといった“本物素材”を多用します。
どれも質感が魅力的ですが、重量があるため、下地の強度や構造設計が通常以上に重要になります。
たとえばレンガ外壁は一枚一枚が重く、タイル仕上げの場合でもモルタル(接着層・下地)を含めると相当な荷重がかかります。さらに無垢材の造作家具やアイアン階段・手すりも、標準仕様より重量が増えるため、壁内の下地を強化しなければ安全性が確保できません。
つまり、デザインを優先した家づくりではなく、素材を安全に“成立させる”ための構造と工法が欠かせません。見えない部分をどうつくるかで、ブルックリンスタイルの完成度が大きく変わります。
構造がしっかりしているからこそ、無垢材といった本物素材の魅力が空間全体に行き渡ります。素材そのものの活かし方については、ブルックリンスタイルに無垢材が映える理由|キッチン・洗面・階段・造作家具の“質感を引き出す使い方でより具体的に紹介しています。
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吹き抜け・大開口が多いからこそ耐震性能が要る
ブルックリンスタイルの家は、開放感のある大開口窓や吹き抜け、スキップフロアなど“抜け感”のある設計が多いのが特徴です。
しかし、開口部が大きいということは、耐震強度を保つための壁量が減るということでもあります。
だからこそ、構造全体の強度を高めるために耐震等級3(最上位)相当の工法が必要になります。
ナカミチホームが採用する「スーパーストロング構造体」は、吹き抜けやアイアン階段のようなデザイン性の高いプランでも、揺れに強い家を成立させるための基盤となります。
デザインの自由度を高く保ちながら、同時に耐震性まで確保する。
その両立を支えるのが工法の力です。
経年美化を支えるのは「見えない下地」と「湿気対策」
ブルックリンスタイルでは無垢材・レンガ・鉄など“経年変化を楽しむ素材”を使います。
ただし、素材が美しく育つかどうかは、実は下地と湿気対策の工法に大きく左右されます。
無垢材は湿気で反りや割れが生じやすく、レンガ・タイルは下地が不安定だと浮き・剥離の原因になります。だからこそ、
- ベタ基礎×基礎パッキン工法で湿気を床下から抑える
- 下地の強度と通気層を確保して素材の劣化を防ぐ
- 24時間換気システムで室内の安定した湿度を保つ
こうした“見えない部分”の対策があることで、素材の劣化が防がれ、ブルックリンらしい味わいが長く続く家になります。
「工法がしっかりしているからこそ、本物素材が真価を発揮する」それがナカミチホームが目指すブルックリンスタイルの家づくりです。
ナカミチホームでは、無垢材・レンガ・アイアンなどの本物素材を、
耐震等級3×スーパーストロング構造体×ベタ基礎でしっかり支える家づくりを行っています。
「デザイン性と安全性のどちらも譲れない」
「本物素材を長持ちさせる工法を知りたい」
そんな方に、後悔しない家づくりをご提案します。
家づくりの不安や疑問も、どうぞ気軽にご相談ください。
ブルックリンスタイルの外壁レンガを美しく・安全に使うための工法
レンガ外壁の重厚感を長く美しく保つには、表面よりも見えない下地と構造が重要です。
重いレンガを支える“下地構造”が必須
レンガ外壁はブルックリンスタイルの象徴ですが、重量のある素材を安全に使うためには、下地構造そのものを強化する工法が欠かせません。
レンガは1㎡あたり約40〜60kgの重さがあり、タイル外壁でもモルタルの厚みが加わることで荷重が大きくなります。
そのため、外壁を支える柱や梁には通常より強度が必要で、耐震等級3レベルの構造体が理想的です。
さらに、外壁下地には防水シート・通気層を確保し、湿気がこもらないように設計することで、レンガの浮き・剥離を防ぎます。
見た目の“重厚感”を安心して楽しむためには、まず強い骨組みをつくることが最優先なのです。
モルタル下地・通気層で耐久性を高める
レンガ・タイル仕上げに欠かせないのが、モルタル下地の精度です。
下地が不均一だと外壁のひび割れ、浮き、雨水の侵入が起きやすく、せっかくのデザイン性が損なわれます。
特にブルックリンスタイルでは、目地の陰影や表情が外観の印象を大きく左右するため、モルタルの塗り厚・密着性・乾燥工程まで丁寧な施工が必要です。
さらに、レンガ・タイルは湿気を吸いやすい素材でもあるため、通気層工法(外壁の中に空気が流れる層をつくる)を併用することで内部結露を防ぎ、耐久性を飛躍的に高められます。
こうした下地処理がしっかりしていると、外壁の質感が長持ちし、ヴィンテージ感が“劣化”ではなく“味わい”になるのです。
ガルバリウム鋼板×木材の取り合いを美しく仕上げる工法
ブルックリンスタイルは、レンガだけでなくガルバリウム鋼板×無垢材×アイアンなど異素材ミックスを多用します。
このとき重要になるのが、異素材が接する境界部分=“取り合い”の納まり設計です。
金属と木材は膨張率が異なるため、隙間・反りが起きやすく、そこから雨水が侵入すると腐食の原因になります。
そのため、
- 金属部分の立ち上がり処理(防水)
- 木部への防水シートの重ね施工
- 下地の不陸(凹凸)調整
- コーキングだけに頼らない納まり設計
など、素材特性に合わせた施工ルールが必要です。
取り合いが美しく仕上がることで、外観デザインが引き締まり、
それぞれの素材が“本来の質感を最大限に発揮する外壁”が完成します。
吹き抜け×アイアン階段が多いブルックリンスタイルで重要な構造
ブルックリンスタイルらしい大空間LDKの安全性を確保させるには、耐震構造が欠かせません。ナカミチホームの耐震構造体を例に安全性能を解説します。
吹き抜けを安全に成立させる“耐震等級3”の構造体
ブルックリンスタイルの家は、開放感のある吹き抜けや大空間LDKを取り入れることが多く、柱や壁を最小限にした“抜けのある構造”が特徴です。
しかし、大開口・大空間は耐震性が不足しやすく、一般的な工法では揺れに弱い建物になることもあります。
そこで重要なのが、耐震等級3(消防署・警察署と同等)の構造体を標準化すること。
壁量・柱の配置・梁成(高さ)を適切に確保し、構造的に弱くなりやすい吹き抜け部分を補強することで、安全性とデザイン性を両立できます。
ナカミチホームが採用するスーパーストロング構造体は、吹き抜けのある家でも“地震に強い骨組み”を成立させる技術が特徴。
開放感を妥協せず、安心して暮らせるブルックリンスタイルに欠かせない基盤です。
見せ梁(無垢梁)を美しく魅せるための構造設計
ブルックリンスタイルでは、無垢材の“見せ梁”を天井に出し、空間のラフさや経年変化の味わいを引き立てることが多いです。
しかし、梁を化粧仕上げとして露出させる場合、構造梁の位置・サイズ・向きまで綿密に設計しなければ、見栄えも安全性も成り立ちません。
美しい見せ梁を成立させるためには、
- 荷重を受ける構造梁と、化粧梁の位置を合わせる
- 梁成(高さ)を確保しつつ天井デザインを調整する
- 梁の跳ね出し部分をしっかり補強する
など、設計段階からの計算が不可欠です。
無垢材の梁は“本物の存在感”を持つ一方、重量もあります。
そのため、ブルックリンらしいラフな天井を再現するには、構造と意匠のバランスを取る専門的な工法が必要となります。
アイアン階段・手すりを固定するための下地補強
ブルックリンスタイルに多い“アイアン階段”や“黒皮鉄の手すり”は、デザインの象徴でありながら、重量があり、固定方法を誤ると安全性に影響します。
アイアン階段を設置する際に重要なのは、
- 踏み板の下地補強(無垢材との相性)
- 壁側の固定金具の下地位置の確保
- 揺れやたわみを抑えるための補強構造
など、見た目だけではわからない“裏側の工夫”です。
さらに、階段周辺は吹き抜けとセットで採用されることが多く、構造的に弱い部分と接するため、
階段自体の剛性と建物の耐震性を同時に確保する設計が求められます。
アイアンの直線的で無骨なデザインが美しく見えるのは、
こうした“見えない補強”が整っているからこそ。
素材の魅力をそのまま活かすには、構造との一体設計が欠かせません。
無垢材の床・梁を長持ちさせる工法
ベタ基礎+基礎パッキンで湿気を抑え“反り・腐朽”を防ぐ
無垢材は自然素材であるため、湿気の影響を受けやすく、湿度が高い環境では「反り」「割れ」「カビ」のリスクが高まります。
そこで重要なのがベタ基礎×基礎パッキン工法の組み合わせです。
ベタ基礎は、床下全体を鉄筋コンクリートで覆う工法で、
地面から上がる湿気を大幅にカットし、構造全体の耐久性を高める役割があります。
さらに基礎パッキン工法を採用することで、従来型の通気口よりも均一な換気が生まれ、
床下に湿気がこもらない環境が維持され、無垢材の寿命が飛躍的に延びます。
ブルックリンスタイルに欠かせない「無垢床」や「無垢梁」は、
この湿気対策ができて初めて“長く味わいを育てる素材”として機能します。
耐震金具で梁・柱の“ねじれ”を防ぎ、素材の寿命を守る
無垢材は強度としなやかさを兼ね備えた素材ですが、
建物が地震や風による揺れを受けると、梁や柱の接合部がねじれやすくなり、
その負荷が将来的な劣化・変形につながります。
そこで重要なのが、L型・T型の耐震金具による接合強化です。
構造の結合部に金具をしっかり配置することで、
- 揺れによるねじれを防ぐ
- 無垢材に負荷が集中しない
- 建物全体のゆがみを抑える
といった効果が生まれます。
特にブルックリンスタイルは、吹き抜けや大開口が多く“壁量が少ない構造”になりがち。
そのため、接合強度を高める金物工法は必須であり、
無垢梁の美しさを保ちながら長寿命化を実現するための基盤となっています。
ウレタン断熱で温度差を抑え、無垢材の“呼吸”を守る
無垢材を長持ちさせるもう一つのポイントが、
室内外の温度差を減らし、結露を防ぐ断熱性能です。
ナカミチホームが採用するウレタン断熱は、
高気密・高断熱で外気の影響を受けにくく、室内の温度が安定しやすいのが特徴。
無垢材は温湿度に敏感なため、温度差が大きいと膨張・収縮が頻発し、反りや割れにつながります。
しかしウレタン断熱で気密を高めると、
- 冬の結露を防ぎ、梁・床の劣化を抑える
- 夏の湿気をカットし、カビ・腐朽を防ぐ
- 無垢材本来の“呼吸する特性”が生きる
という環境が整い、無垢材の反りや割れ防止ができます。
ブルックリンスタイルの家は、無垢材の質感が主役。
その素材の魅力を10年、20年と美しく保つためには、断熱・気密の工法が欠かせない支えとなります。
工法以外の安心・健康に暮らすための快適性能
F☆☆☆☆素材・ノンホルム接着剤で“空気の質”を守る
ブルックリンスタイルは重厚な素材感が魅力ですが、住まいとして最も重要なのは“空気の安全性”です。
ナカミチホームでは、構造材・内装材に最高等級のF☆☆☆☆素材を採用し、ホルムアルデヒドの発散量を極力抑えています。
さらに、壁紙用接着剤にはノンホルムのりを使用。
特に新築直後は揮発物質が出やすい時期ですが、この仕様により、
- 子どもが深呼吸できる空間
- 頭痛・目の痛みなどのシックハウス症状を予防
- 長期的に健康を守る室内環境
が実現できます。
ブルックリンスタイルの“素材を楽しむ暮らし”は、前提としてこの安心できる空気環境が整ってこそ成立します。
ウレタン断熱+24時間換気で湿気と温度差を抑え、家全体を長寿命化
断熱性能は無垢材・レンガ・アイアンといった本物素材を長く美しく保つための最重要ポイントです。
ナカミチホームが採用するウレタン断熱は高気密・高断熱で、外気の影響を受けにくく、室内の温度差を最小限にします。
ここに24時間換気システムを組み合わせることで、
- 結露を防ぐ
- カビ・ダニの発生を抑える
- 室内の空気を常に循環させる
- 料理・生活臭が滞留しない
といった効果が生まれ、家全体の快適性が大きく向上します。
ブルックリンスタイルは素材の露出が多いため、湿気・結露に弱い部分が表に出やすいですが、
この断熱+換気性能が素材を守りながら心地よさを維持する仕組みになっています。
耐震等級3+耐震補償で“デザイン性と安心”を両立する住まいへ
ブルックリンスタイルの家は、吹き抜け・大開口・スチール階段など、構造的に負荷のかかりやすい設計が多くなります。
そのため、表面のデザインだけでなく“安全を支える構造性能”が欠かせません。
ナカミチホームでは全棟でスーパーストロング構造体(耐震等級3)を採用。
これは警察署・消防署と同じクラスの耐震性を意味し、大開口であっても安心して採用できる理由となっています。
さらに、
地震で全壊した場合、最大2000万円の耐震補償(10年)が付くため、
- デザイン重視でも構造で妥協しない
- 家族を守るための“確かな裏付け”がある
- 建てたあとも安心できる
という強みがあります。
ブルックリンスタイルのように“見せる構造”を楽しむ家ほど、
実はこの見えない耐震性の高さが重要な支えになるのです。
ナカミチホームでは、無垢材・レンガ・アイアンなどの本物素材を、
耐震等級3×スーパーストロング構造体×ベタ基礎でしっかり支える家づくりを行っています。
「デザイン性と安全性のどちらも譲れない」
「本物素材を長持ちさせる工法を知りたい」
そんな方に、後悔しない家づくりをご提案します。
家づくりの不安や疑問も、どうぞ気軽にご相談ください。
まとめ
ブルックリンスタイルの家は、本物素材の魅力がそのまま住まいの個性になります。
しかし、無垢材・レンガ・アイアン・大開口などを美しく長持ちさせるには、適切な工法・構造・下地の設計が欠かせません。
外壁レンガを支える強い下地、吹き抜けを実現する耐震等級3の構造体、無垢材を湿気から守るベタ基礎・断熱・換気、そして重いアイアン建具を固定する下地補強が整ってはじめて、“ブルックリンらしい質感”と“暮らしの安全”が矛盾なく共存する住まいが完成します。
デザインも性能も妥協しない家を建てたい方は、ぜひ今回のポイントを家づくりの指針にしてみてください。
ナカミチホームでは、無垢材・レンガ・アイアンなどの本物素材を、
耐震等級3×スーパーストロング構造体×ベタ基礎でしっかり支える家づくりを行っています。
「デザイン性と安全性のどちらも譲れない」
「本物素材を長持ちさせる工法を知りたい」
そんな方に、後悔しない家づくりをご提案します。
家づくりの不安や疑問も、どうぞ気軽にご相談ください。

- 中通 一裕|ナカミチホーム代表取締役
- 岸和田を中心に南大阪エリアで長年家づくりに携わり、地域に根差した経験・知識・技術を培ってまいりました。お客様のライフスタイルに寄り添い、素材選びや間取り、動線、設備機能まで細部にこだわった提案を行うことが信条です。自然素材が持つ経年変化の魅力や、実際の住み心地を体感いただけるよう、定期的に見学会やショールームを開放し、安心してご相談いただける環境を整えています。これからも「快適で長く愛される住まい」を実現するために、きめ細やかなヒアリングとご提案を大切にしてまいります。
ナカミチホーム株式会社
